Software

自作ソフトというより「私がコンパイルしました」という方が正解。
普段は OS/2 がメインなだけに、ソフトもOS/2用ばかりです。

emx/gcc でコンパイルした物ばかりなので、RSX を利用すればDOS/95/98/NT で も動くはずですが、確認はしてません

動かすには、emx 0.9d の ランタイムライブラリが必要です。


ruby-1.6.4 for OS/2

オブジェクト指向スクリプト言語ruby を emx 0.9d 上でコンパイルした物です。eruby も同梱しています。

元々は奥西さん がOS/2 対応 patch を作成されたんですが、1.3 系列以降ではオリジナルのソースツリーにマージされたため、特にpatch を当てる必要はありません。

ただし、OS/2 版では今のところ拡張モジュールのダイナミックロードはサポー トされていないため、このバイナリパッケージでリンクしている

以外の外部ライブラリを使用したい方は、Ruby Application Archive からソースをダウンロードして、自分でコンパイルする必要があります。

リコンパイルの手順は、清水 さんsukisuki-os2 ML に投稿されたものを、こちらに置いて おきますので、参照ください。

OS/2 版の特徴として、OS/2 に移植されたスクリプト言語ではお約束のextproc が使えます。使い方は

  1. 1 行目に"extproc ruby -Sx" という行を入れる。
  2. 2 行目に"#! ruby" という行を入れる("#! /usr/local/bin/ruby" でも可)。
  3. "hogehoge.cmd" のような名前を付けて、PATH の通ったディレクトリに保 存する。
これだけで ruby スクリプトが単体で動く(もちろんruby インタプリタは必要な わけですが(^^;; )のOS/2コマンドファイルになります。


gawk-3.0.6 + MultiByte 1.15 for OS/2

gawk-3.0.6 をベースにWILLsさ んがMultiByte 対応化されたものを emx 0.9d 上でコンパイルした物です。 使い方については、木村さん の手によるgawk.texi の邦 訳 を参照してください。

OS/2 版gawk 3.x では ruby と同様extprocが使えます。使い方は

  1. 環境変数AWKPATH を設定する。
  2. 1 行目に"extproc gawk -f" という行を挿入する。
  3. "hogehoge.cmd" というような名前を付けて、AWKPATH で設定したディレ クトリに保存する。
お手軽さではperl/ruby には負けますが、これでawk スクリプトが単体のコマン ドファイルになります。とはいえ、DOS/Win じゃSOS 等のお世話にならなきゃい けないわけですから、これだけでもOS/2 は偉大だなぁと思います。


sed-2.05 + MultiByte 1.05 for OS/2

gawk-3.0.3 と同様に、sed-2.05 をベースにWILLs さんがMultiByte 対応化され たものに対し、(今は亡き)OS/2 Magazine の付属CD-ROMに入っていたOS/2 patch を当てて、emx 0.9d 上でコンパイルした物です。

ただし、オリジナルのOS/2 patch と異なり、正規表現ライブラリをDLL ではな くスタティックリンクにしてあります。使う上では何も変わりません。


xtr/emx 0.01

上のgawk-3.x、sed-2.05をMultiByte対応されたWILLsさんが UNIXに移植された DOS の定番テキストフォーマッタXTR を emx 0.9d 上でコンパイルした物です。

autoconf for OS/2 のおかげで、私は大したことやってません。


a2pj -- Japanized awk to perl for OS/2

Bruce.さん(TBE00544@nifty.ne.jp)がMultiByte対応化された perl 4.x 付属の awk to perl トランスレータを emx 0.9d 上でコンパイルした物です。


DLLFIND.CMD -- Find and Print .DLL files in LIBPATH

OS/2 の Config.sys 内の LIBPATH ステートメントを再帰的に検索して、任意の 文字で始まる DLL を探すツールです。Rexx で書かれていますが、Sys* を使っ ているので、OS/2 上でしか動きません。当然のことですが、このツールの動作 には emx のランタイムライブラリは不要です。
(機能からして、OS/2 以外で使おうと思う人がいるとは思えませんが)


mktex*.cmd -- mktex* 互換 Rexx プロシージャ

TeX に付属するシェルスクリプト "mktexpk" および "mktextfm" 互換の Rexx プロシージャです。

「kpsewhich.exe(OS/2版pTeXの配 布ファイル群に含まれる)以外は、すべてOS/2標準添付のコマンドのみで動作す る」

という唯一の利点の他に、多数の欠点を抱えています(笑) 詳細は付属の README.TXT を参照してください。
(この説明よりはまし、という程度で、とても詳細とは思えないREADME ですが)


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Last Modified: $Date: 2000/10/03 16:19:42 $